旧友の言葉の質

サラリーマンをやっている友人と久々にこっちで会って食事をしました。

麻婆豆腐をレンゲで数回すくってご飯にかけてから彼が言いました。

「日曜日から見る月曜日の憂鬱さって、小学校の頃から変わらんのよ。それにプラスして、社会人になってからは月曜から金曜までの距離がはんぱじゃなく長い」

お酒の飲めない彼は、コップに入ったジンジャーエールをごくごくと喉に流しこんだ後、ハーっと息をはいて、さわやかな顔でこうも言いました。

「お前、こう言うと俺が、一週間の中で一番好きなのは金曜日やと思うやろ? 次の日が休みだからって。違うんよ。そうじゃないんよ。実は、木曜日なんよ。一番いいのは」

「……」

「何でかて思うやろ」

この間、じっと僕の目を見つめています。

やっと彼の口が動いて出てきた言葉、

「休みの日へのカウントダウンはな、木曜日の夜から、始まっているからなんだよ」

そこだけ、標準語でした。

 

よく分からなかったけど、さわやかな笑顔でした。

 

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