男の一人女子会

同棲をしていた彼女がいました。たまにしか会っていなかったのは奇妙なことです。同じ家を行き来していたのですから。ようやく会えたのが彼女の30歳の誕生日だったとはそのときは気づいていませんでした。

 

よりによってそんなときに、私は会社の上司の悪口を言いながら「ビールでも飲まないか」などと、同僚に接するようなやり方で彼女を扱ってしまいました。

ほとんど口を挟まない彼女に、

「疲れてるの?」

なんて聞いたことを、今となっては恥ずかしさを通り越して怒りすら覚えます。

おそらくその日は彼女が時間をつくってくれていたのです。そうでなければ考えられない偶然です。そしてそのチャンスを私は見事に棒に振ってしまいました。

毎年その日が近づいて来ますが、ここでケーキなんか買ったら、男の一人女子会とでも思われてしまうでしょうか。

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