後輩に辞令くだる

今日、後輩に出向の辞令がでました。

井上先輩と後輩の清水、そして私の三人が休憩室でお茶を飲んでいたときのことでした。店長が珍しく差し入れを持ってきてくれて、皆にイスに座るよう促しました。何を意図しているのかはもちろん分かりました。結論は、後輩がもう一つのハーグストゥーヘンへ出向するということ。そのとき、後輩の目は充血していたように思います。言った店長の顔を彼はもう見ておらず、部屋を流れる空気の音を聞きながら、視線は前にある机の木目を見据えていました。

ここで少し問題が起きます。

後輩に辞令が下ったとき、「自分ではなかった」そう思った井上先輩が思わず「フーっ」と息を漏らしたのです。沈黙の続いていた静かな部屋でその息づかいは決して小さなものとはなりませんでした。後輩は表情を見せませんでしたが、確かに聞いたはずです。だって隣りにいたのですから。

 

井上先輩は、今まで通りこの店に残ることになり、後輩の清水は来年からもう一つのハーグストゥーヘンで仕事を始めることになります。私も副店長の代理業務をすることになり、気を引き締めなくてはなりません。

 

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