本場仕込みは本当なのか?

実家の母親から手紙が届いていました。封筒を開けてみると手芸の展覧会の告知と一緒に、小学生時代の友人からのハガキが同封されていました。ハガキを見ると、その友人はマッサージ店を開いたようで、おそらく私を含めた小学校時代の友人たちに手当り次第こうして連絡をしているのだと思います。

 

ネットで調べてみると、新装開店した店内の写真がいくつかのっていました。家族と一緒に写る友人も。ずっと南国にいて、そこでマッサージのノウハウを学んできたのだとハガキには書いてありましたが、写真に写る友人はなぜか色白です。南国に住んでいたにもかかわらず。

正直言って、お調子者だった彼とはそれほど仲が良かったわけではありません。開店したお店の場所もかなり遠くにあるため、たぶん行かない可能性が高いです。なにより、本当に彼が本場の地で修行したのか少なからず疑念を抱いてしまうのです。今でも思い出す小学校時代の彼とのやりとりがあります。

「さっきまで俺のポケットに入っていた300円が無くなっている」

みんな何も言わずに黙っていました。そうしたら、

「誰が盗んだとは言わない。とにかくみんなで金を出し合おう。それが300円になればいい」

そう言う彼に不満を見せる私たち。彼は最後にこう言いました。

「世の中には解決できない問題がある」

小学校四年生のときの話です。

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