変化

「迷惑かけてしまったね。ほんとに申し訳なかった。お店の方は大丈夫だった?」

店長が帰ってきました。副店長も一緒だと思っていたのですが、明日いらっしゃるとのこと。聞けば、娘さんを空港まで見送りに行くのだとか。

「あれ、今日って、当番だったっけ?」

そうなんです。本当は今日休みなのですが、店長が帰ってくるということと、他のスタッフが先週まで休み返上で働いてくれていたので、代理出勤です。

店はスタッフたちの努力と、頼もしい助っ人がいてくれたおかげで持ちこたえることができたと店長に伝えると、店長も、それはよかったと言って安心した表情を見せました。

肝を冷やしたのは、後輩です。

いつもは比較的早く出勤してくるのですが、就業時間少し前になっても現れなかったため、やはり失恋をひきずっているのだろうかと思っていました。

「おはようございます」

後輩が、就業20秒くらい前になってようやくのことで姿を見せました。店長が、久しぶりの後輩に挨拶をしようと思って見たとき、言葉を詰まらせました。

後輩は、いわゆるヲタク系の恰好に様変わりしていたのです。

私も店長も、何があったのかは最初、理由が分からず、どう接するべきか戸惑ってしまいました。いずれにしても、長い一日が始まる気がしていたことは、間違いありません。

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