ロードショーは誰のもの

自分と関係のないストーリーで涙することはあります。でも、今回のアニメはまるで自分のことを作品にしたかのように情感がひしひしと伝わってくるものでした。

映画館に行って見ようと思っていたら、結局見れずじまいになっていたアニメをテレビのロードショーで見ました。物語は、自分のことを好きになれない女の子が同じような境遇にいる女の子と知り合い、終盤に別れた後、主人公が成長するというもの。

 

見終わった後、こんなにすばらしい作品を世間の人はどのように評価しているのだろうと知りたくなり、ネットでレビューを見てみることにしました。

こういう時たいがい目についてしまうのはやはり、低い点数を付けている人のレビュー。どういう感想なのか見てみると、

「説明過多であった。そこまで主人公がしゃべらなくても分かる」と。確かに、そうとは言えなくもないけれど、アニメはそもそも子供を対象にしているのだからある程度の説明は必要ではないかと私は思いました。でも、おおむね皆さん高評価だったので安心しました。

そうこうしているうちに私のスマホにメッセージが届きます。

「見た? すごくよかった。泣いたよー。今度みんなで集まってDVD見ようね!」

すぐに私はスマホから手を離しました。興奮がさめてしまったのです。

私のために描かれた作品だったと思ったほど、主人公の内面を描いたストーリーだったせいか、こういうミーハーな子までも見ていたのかと思うとどこか魅力が半減されてしまったような気がしたのです。

それに、語り合うにしても、この子とでは気が乗りません。

 

自分のためにつくられた作品でもないのになぜか人と共有したくない作品。と言いつつ、映画のレビューはちゃっかりと見る私。

でもどうして皆いつでも共有しようとするんだろう。たまには一人で考えたらいい。

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