夢で見たあのセールスマン

それはもう間違いなくその人以外にありませんでした。

夜眠っている時、夢の中で見たセールスマン。なにかの啓示、あるいは運命。といっても、恋物語とかではありません。

 

私が学校近くのカフェで友人たちとだべっていた時(夢の中でのことです)、そのセールスマンの男性は、女性店長に持ってきた製品に関心を持ってもらおうと必死に熱弁をふるっているところでした。

男性は持ってきたカップを頭の上あたりまで持ち上げると、ふっと手から離し、床の上に向けて落とします。みんなハッとしました。カップは直後に床に落下。

がっしゃーん。

とはなりません。無事、カップは割れずにもとの形のまま床に着地。

すごいと皆、驚がくです。でもこれ、割れないカップではなく、

《割らさせない床シート》なのです。

 

「こういう感じですね。これがこの『ぴた床』の特長です。強力な衝撃吸収材がつかわれていますので、テーブルの上にある皿が床に落ちてもびくともしないですね。なので店のものは全て無事。これがこの『ぴた床』の強みです」

お値段は?と聞く女性店長。すると急に男性は電卓を持ち出し、そっとその見積もりを店長に見せました。女性店長は難しい顔をしています。

「うーん、いい商品なのは分かるんですけど、うちは今お金がないから。なので、他に欲しいって言ってくれるお店があると思うので、そちらをあたってみてもらえますかね。ごめんなさい」

男性は「承知しました。お時間をとらせてしまい申し訳ありませんでした」と頭を下げてお店を出ました。

男性の去っていく姿を見て、私たちもいずれああいう感じで社会で戦っていく戦闘員になるんだろうかとそんな目で見ていたのです。

「ハーグストゥーヘンに来たらいいのに。なんて、まさかね。でも、そんなにいいお皿おいてないからな」

 

そうしていま、夢の中でセールスをしていたあの男性が私の前にいるのです。

これって、どういうことだろう。

「あの、」

あっ、はい。分かってます。あれ、ですよね? いま店長呼んできますから。

セールスで来店したのだと思ったら、

「禊(みそぎ)カレーお願いします」

どうやら、口コミサイトを見てきた一般のお客様だったようです。

夢で見たのはどういう意味があったのだろう。

この人は私にとってどういう人なの? 疑問だけが残って終幕となりました。

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