靴とお洋服が不釣り合い

今日はお客様が深夜帯に二、三人ほどしかいらっしゃいませんでした。

その中のお一人に、息を切らした様子で入ってきてから、カウンターに席を取った女性のお客様がいらっしゃいました。

雨で濡れていらしたので、タオルをお貸しすると、こちらにお礼をされ、肩まである艶やかな黒髪と洋服を拭いておられました。靴とお洋服が不釣り合いだったので、お部屋からかけてきたのかなと思います。

暖房のある方へお誘いをすると移動され、その後しばらくは目に手をあてて鼻をすすっているようでした。暖かい紅茶をお出しすると、お飲みになった後、もう一杯同じものを注文されました。

一時間ほどしてお客様がお会計に。ポケットからお財布を取り出そうとされましたが、見つからなかったみたいで、私が、「紅茶はサービスですからいいんですよ」と言うと、深くおじぎをされてお帰りになりました。

私の娘より少し若いくらいのお年だったでしょうか、仲直りできるといいですね。

 

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