三日坊主

朝早くに出勤して、掃除をしていたときのことでした。

後輩が、井上先輩をつれて店に入ってきました。白い厨房用の帽子をかぶっています。先輩はそのハットをとって深々と私に頭を下げました。

「お店を留守にして、ご迷惑おかけしました。ごめんなさい。」

「いいえ、いいんですよ先輩。それより、どうして坊主頭なんですか?」

先輩は髪を短くかり、ぽっちゃり坊主になっていました。

「いろいろ、ありましてね」

分かりました。先輩。多くは聞きません。

とにかく無事でよかった。しかも、けっこう早めに戻って来てくれて。

三日坊主でよかった。