ネットとつながってから

ハーグストゥーヘンでも、店内の場所を限定してインターネットを接続できる場所をもうけました。なるべく自分自身と向き合う場所であってほしい。生身の人と人が交流する場所であってほしいとの考えから、お店として、今日まで回線の導入をさけてきたのだといいます。ただ利用者からすると、インターネットを通じて世界に貢献しようとする人たちもいるため、その事情をくみ、限定的に場所を設けたしだいです。

 

個人の話になり恐縮ですが、私がインターネットを知ったのは父親がパソコンを購入してきてくれたことがきっかけでした。父が仕事にでている間、家で母の介護をするのが私の役割りであったため、家にこもりがちな生活が続いていました。あるとき父が「介護の交流サイトのようなものがある」とパソコンを購入してきてくれたのです。

最初は、父の言うその交流サイトだけを見ていたのですが、途中からくだらない裏サイトのようなものまで見るようになってしまい、自分の心がすさんでいってしまった時期がありました。誹謗中傷、罵詈雑言がいたるところで見受けられ、これが世の人々の心内なのだろうかと社会に対して恐怖心のようなものが形成されいってしまいました。最近になり、それらが実は社会における少数派のわざだというのが分かってきました。そのことで、自分の中に眠っていた理性や信じる気持ちが徐々に回復していったのです。

 

ハーグストゥーヘンの存在が大きいと思います。父から「世の中捨てたものじゃない」とことあるごとに聞かされてきましたが、実際に今そう思える自分がいます。「苦しい中でも希望をすてない」。そのことの大切さを忘れずに日々働いています。